手作り酵素とは
酵素と聞くと、皆さん何を思い浮かべますでしょうか? 身体に良さそうなもの、サプリメント、こんな感じのものを連想した方が多いと思われます。勿論、これは間違いではありませんが、厳密に言えば、この程度では不十分です。
まず、酵素は、生命の維持に必要不可欠なものです。私達の身体の中では、様々な科学反応が起こっています。例えば、食べ物を消化して栄養素にしたり、傷付いた部分を治したりと、これらの作用をする上で酵素の存在は欠かせないものになっています。
そんな酵素ですが、特に意識しないと、身体の中からは減る一方です。酵素が減ると、生命活動に様々な支障をきたします。そこで、意識して酵素を摂取する必要があります。
さて、酵素を摂取するのに真っ先に思い浮かぶのが、サプリメントではないでしょうか。しかし残念ながら、サプリメントで摂取出来る酵素って、もの凄く少ないらしいです。酵素は、60℃位で活動を停止してしまいます。一方で、食品衛生法では65℃以上で加熱殺菌しなければならないという決まりがあります。サプリメントも例外ではなく、加熱処理したものには、生きた酵素がほとんど残っていないという状況になります。
そこで、手作り酵素というものがあります。これは、旬の食材をベースに自分で作るもので、非加熱のため、生きた酵素を摂取する事ができます。旬の食材というのは、季節によって異なります。春だと新芽、秋だと実というような感じです。これらをベースに手作りで酵素を作るのです。出来上がった酵素がどういうものかと言えば、液体の飲料になります。これを、毎朝飲むだけで、生きた酵素を摂取する事が出来ます。
夏は梅を使った手作り酵素がお勧め
さて、夏は梅を使った手作り酵素がお勧めです。梅の実を使った手作り酵素です。秋の酵素で実を使うのは、秋に実るものだからです。実りの秋とも言いますね。しかし、梅の実は、梅雨の頃に実をつけます。旬の食材をベースに作るので、夏前に梅を使った手作り酵素は理にかなっています。
梅雨の頃になると、スーパーでも梅酒や梅漬け用にコーナーを設けている所もあります。しかし、私はスーパーで梅を購入しません。梅に限った訳ではありませんが、スーパーに並んでいるものって、農薬を使っているものが殆どです。この農薬まみれの食材を使って酵素ドリンクを作っても、本来の酵素パワーを得られません。そこで私は、ネットで無農薬栽培の梅を購入しています。
梅だけでも酵素ドリンクを作る事は可能ですが、他にこの時期に実になるものを加えると、より効果の高い酵素ドリンクが作れます。この時期に実るものとしては、枇杷、スイカ、サクランボ、スモモ等、結構あります。梅をメインにこれらの実を使って、酵素ドリンクを作りました。
作っていく過程
さて、手作り酵素を作っていきますが、原則として講習会を受けてからでないと作れないというルールがあります。このため、詳細な作り方をこの場で解説する事が出来ません。しかし、どんな過程で出来ていくのかについては、紹介出来る範囲で述べていきます。
まず、今回使ったのは、梅が5kgと、枇杷、スイカ、サクランボ、スモモです。梅は梅割り器を使い、その他の果物は1㎝角に切ります。これを、漬物ダルに入れていき、食材の1.1倍の砂糖を使って、食材と砂糖を何層かのサンドイッチ状にして仕込みます。
1日経過すると、砂糖が溶け始めます。底の方にも砂糖が沈みますので、素手でかき混ぜます。この素手というのが重要で、皮膚についている常在菌も合わせる事で、市販のサプリメントにはない、オンリーワンの酵素になるのです。
これを1日1回繰り返して5日位すると、砂糖もすっかり溶けて、プクプクと泡だってきます。これは、発酵が進んでいる証拠です。
7日程経過したら、漬物ダルをもう1つ用意して、ザルを引っ掛けます。そして、洗濯ネットを広げて、作ったものを移します。
全部移したら、漬物ダルをひっくり返して重ねて、全てが濾されるまで1日程待ちます。
全てが濾されたら、とりあえず完成です。
尚、講習会に参加すると、この他に十勝均整社が販売している海の精や響魂を使うという手順があります。今回は使いませんでしたが、十勝均整社のURLを以下に示しますので、興味のある方はご覧下さい。ちなみに、ただ売って欲しいと言っても売ってもらえません。講習会を受けた方でないと購入出来ませんので、この点はご了承下さい。
出来上がりの様子
出来上がったものは、ビン詰めします。この状態でも発酵は進んでいる状態ですので、ペットボトルに入れると爆発してしまうらしいです。
今回は、900ml入りのビン8本分出来ました。後は、冷蔵庫の野菜室に並べて保管するだけです。
毎朝飲んでます
毎朝40ml程度を飲んでいます。朝起きてすぐの、空きっ腹の状態で飲むと、吸収もされやすくてお勧めです。味は、梅の酸っぱさが最初にくるのですが、後味がスッキリした味わいになりました。梅を主として、果物を何種類か加えた事による結果だと考えています。
終わりに
酵素ドリンクを手作りする様子について述べました。詳細な作り方につきましては、十勝均整社またはその代理店が行っている講習会に参加する事で、酵素の奥深さも含めて知る事が出来ます。ルール上、詳細な事に関しては記事にしていませんが、おおよその事について知ってもらうきっかけになった事と思われます。興味のある方は、「手作り酵素 代理店」または「十勝均整社」で検索して見て下さい。
コメント