WRAP(ラップ:元気回復行動プラン)の力でうつ病と向き合う、元気に大切な5つのこと

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はじめに

以下の記事にて、WRAPの体系的な内容について記載しました。

WRAP(ラップ:元気回復行動プラン)の力でうつ病と向き合う、体系編

この記事では、その中で触れた「元気に大切な5つのこと」について、具体的な内容と、WRAPでいう元気に役立つ道具に落とし込んでみるとどうなのかを解説していきます。体系編では、抽象的な表現でわかりにくい内容になっていますが、この記事では、具体的にどのような内容になるのか、わかりやすく解説していきます。

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希望の感覚

こうであれば元気になれる希望がある、目標に向かって一歩ずつ進んでいる、という考え方が重要です。具体的にどのような事を指すのかを解説していきます。

希望の感覚は、WRAPでいうリカバリーに不可欠なものです。逆にこの感覚がないと、出口のないトンネルをさまよっているようなものです。トンネルの出口が見えてくる、言い換えると出口の光が見えてくる、この光こそが希望そのものです

ここで、自分が生活していく上で、どのようなものが希望に該当するのか考えてみましょう。と言っても、アプローチを難しく考える必要はありません。身の回りの事で、何かいい事を思い浮かべればいいのです。例えば、以下のような感じです。

  • きれいな景色を見た
  • ご飯が美味しかった
  • 捜し物が見付かった
  • 欲しいものが買えた
  • 褒められた
  • アイドルの笑顔に癒やされた

このような感じで思い浮かべていけばいいのです。要するに、これは楽しい、気分がいい、といった事になります。

これらの内容を、元気に役立つ道具に落とし込む場合、このようになるためにどうするか、考えてみましょう。例えば、「きれいな景色を見た」に関しては、実際に行って撮ってきた写真を見る、本やウェブサイトに掲載していた写真を見る、といった感じです。このような写真が、元気に役立つ道具になります。

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自分が主体となること

「自分で選択する」という事を自ら判断し、そのような判断に責任を持つという考え方が重要です。具体的にどのような事を指すのかを解説していきます。

まず、大前提として、WRAPの主人公は自分自身であるという考え方があります。つまり、誰かに考えを押し付けられるのではなく、自分で考えて、それに沿った行動をするという事です。とは言え、人間社会では自分ひとりで生活している訳ではありませんので、なかなかこの発想は難しく考えてしまいがちです。そこで、どのような事であれば自分が主体となれるのか、というアプローチで考えてみましょう。つまり、これは自分自身が決めて実施する事だ、といった感じです。例えば、以下のような感じです。

  • 自炊をする
  • 部屋の模様替えをする
  • 進路を決める
  • 始業10分前に出社する
  • 23時に寝て7時に起きる

このような感じで思い浮かべていけばいいのです。要するに、他力本願ではなく、自力で決めたり解決するという考え方が重要です。

これらの内容を、元気に役立つ道具に落とし込む場合、このようになるためにどうするか、考えてみましょう。例えば、「自炊をする」に関しては、得意料理が何かとか、このレシピに沿って作ったら美味しかった、といった感じです。そうすると、レシピが元気に役立つ道具になります。

学び

自分自身を知るという行為は、受動的ではなく能動的に行うという事です。具体的にどのような事を指すのかを解説していきます。

まず、何を学ぶのかという事ですが、それは自分の役に立つ事です。「自分が主体となること」でも触れました「自分で選択する」という事を自ら判断するという行為も、学ぶ事によってとるべき選択肢が増えていきます。また、自分が主体となって学ぶ事により、自分にとって何が重要なのかが見えて来て、自分が何を望んでいるのかを知る事にも繋がります。

このような内容を、元気に役立つ道具に落とし込む場合、学んでいて楽しいと思える事からチョイスする必要があります。楽しく学びながら、自分を知る事、良い選択肢を得られる事が大切です。例えば、本を読む、YouTubeを観るとか。

自分のために権利擁護をする

自身で得た権利を如何にして擁護するかという事です。具体的にどのような事を指すのか解説していきます。

希望の感覚、自分が主体となること、学び、ここまで述べてきた内容は、自分自身が主体となる事でした。しかし、ここからは、自分以外の第三者がいて、初めて成立する内容となります。権利擁護という事は、誰かに対して自身の権利を擁護する、わかりやすく言い換えると、自分自身のために自らを守る行為になります。人間社会で生活していく上では、自分ひとりでは成り立たない訳ですので、何もかも自分自身を主体に置く事は難しいです。そのような中で、自分自身は今こういう状態だからどうして欲しい、といった事を発信する必要があります。

このような内容を、元気に役立つ道具に落とし込む場合、配慮して欲しい事をイメージするとわかりやすいかと思われます。就職活動で障がい者雇用で履歴書に書く、就業に関する配慮事項です。

サポート

お互いの力になる関係性を作るという事です。具体的にどのような事を指すのか解説していきます。

サポートという考え方は、サポートする人とされる人がいて、初めてその関係性が見えて来ます。自分が主体となってしまうと、サポートされる事ばかりに目がいきがちですが、サポートする人の視点でも考えないと、お互いの力にになる関係性にはなりません。自分がサポートを受けている、ではなく、自分にサポートをしてくれている、という考え方が必要です。また、サポートは、される側の立場としては感謝になりますが、する側の立場では「お互い様の感覚」を持つ事が大切です。

このような内容を、元気に役立つ道具に落とし込む場合、サポートされる側としては、感謝の気持ちを表す事になります。サポートする側としては、お互い様の感覚を持つために、相手に嫌がられないような心配りが必要になります。

終わりに

「元気に大切な5つのこと」について解説しました。本記事で述べた内容は、元気に役立つ道具を作るのに基本的な考え方となっております。体系編では大枠を述べていましたので、ここではなるべく具体的にわかりやすく解説するように努めました。また、WRAPを活用するといったシーンに限らず、自己分析を行う際にも、これらの考え方がヒントになるかと思われます。

ここで述べた内容を元に、元気に役立つ道具を作っていき、それを活用する事になりますが、これについては以下の記事を参照して下さい。

WRAP(ラップ:元気回復行動プラン)の力でうつ病と向き合う、実践編

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